この記事を読めば
ClaudeCodeとは?
ClaudeCodeは、ターミナルから直接Claudeにコーディングを依頼できるツールです。
ClaudeCodeを利用することで、誰でも迅速にWebサイトやアプリケーションの開発が可能となります。
ClaudeCodeで出来ること
ClaudeCodeでは、以下のようなタスクをAIが自律的に考え、実行してくれます。
- コード生成:「Pythonで〇〇する関数を作って」と指示すると、実際にファイルを作成してくれる
- コード修正:既存のコードの問題を見つけて修正してくれる
- プロジェクト作成:一からアプリケーションを作ってくれる
- Git操作:リポジトリの初期化、コミット、ブランチの作成なども可能
指示内容から自動的にタスクを作成し処理してくれるので、全自動でWebサイトやアプリケーションを作成することができます。
連続で7時間もの間、自律的にコーディングを続けたという報告もあります。
つまり、開発者が普段ターミナルで行う作業の大部分を、自然言語の指示で自動化できるのです。

これまではチャットでやり取りしながらAIコーディングしていたけど、ClaudeCodeなら自動で完成するまで開発してくれるんですね



誰でもアイデアを短時間で実現できる世界が見えてきましたね
ClaudeCodeを使用するための前提条件
ClaudeCodeを使用するための環境やプランについて、簡単にまとめました。
プラン・料金
ClaudeCodeを利用する場合、以下の定額プランかAPIが必要です。
- ClaudeProまたはMaxプラン:月額20ドル~
- AnthropicAPI:従量課金



定額プランとAPI(従量課金)はどっちがお勧め?



個人的には定額プランがお勧めです。
ClaudeCodeは大量のコードを読み書きするので、トークン消費量が増えやすく、従量課金のAPIより定額の方が安く済む場合が多いからです。
定額プランの加入はこちら
OS
- macOS:10.15(Big Sur)以降
- Ubuntu:20.04 以降 または Debian 10 以降
- Windows:ネイティブ未対応で、WSL 経由のみ(WSL 2 推奨)
Windowsで利用する場合は、WSL(Windows上でLinuxの環境を動作させるための機能)を利用する必要があります。
この記事では、WindowsでClaudeCodeを利用開始するための手順を解説します。
ハードウェア
- メモリ:最低 4 GB(推奨 8 GB)
- CPU:マルチコアプロセッサ(最低でもクアッドコア以上推奨)
- ストレージ:空き容量約 1 GB 以上
そこそこ低スペックのPCでも要件を満たせるので、誰でも利用できそうですね。
ソフトウェア
以下のソフトウェア要件は必須です。
これらのインストール方法についても、本記事で解説します。
- Node.js 18.x 以上
- npm(Node Package Manager)(Node.js バンドル済み)
- git 2.23 以上(コードベースの解析に利用)
- ripgrep (rg)(高速なファイル内検索に利用)
参考文献:docs.anthropic.com
WindowsでClaudeCodeを始める最短ルート
ここからはWindowsでClaudeCodeを動かす最短ルートをご紹介します。
またClaudeCodeをVSCodeで実行する方法も解説します。
STEP1:WSL2を有効化
PowerShellを管理者として起動し、以下を実行します。
これでWSLとUbuntuが一括でDLできます。
wsl --install
Windowsスタートメニューから「Ubuntu」を起動し、ユーザー名とパスワードを設定してください。


パスワードは入力しても表示されませんが、ちゃんと入力されています。
入力したらEnterで進めましょう。
STEP2:Ubuntu側の開発ツールをインストール
Ubuntuターミナルで以下を順番に実行し、Node.js、npm、Git、ripgrepをインストールします。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt install -y nodejs npm git ripgrep
node -v && npm -v && git --version && rg --version
最後のコードを実行すると、以下のようにツールごとのバージョンが表示されます。
バージョンに問題が無いか、確認してください。
v18.19.1 #Node.jsのバージョン:18以上ならOK
9.2.0 #npmのバージョン:8以上ならOK
git version 2.43.0 #gitのバージョン:2.xならOK
ripgrep 14.1.0 #ripgrepのバージョン:10以上ならOK
STEP3:ClaudeCode CLIをインストール
いよいよClaudeCodeをインストールします。
以下のコードを実行しましょう。
sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code
インストールが完了したら、以下のコードを実行します。
claude
これでClaudeCodeが起動されました!
STEP4:ClaudeCodeの認証・初期設定
ClaudeCodeを起動すると、2つの認証方法を選択できます。
1が定額プランで、2がAPIです。今回は定額プランで進めます。


1でEnterすると、認証ブラウザが開き、Anthropicアカウントとの紐づけが行われます。
Anthropicアカウントでログインしてください。
認証に成功すると、AuthenticationCodeが発行されます。
ClaudeCodeにAuthenticationCodeをコピペして実行すると、次の画面に進みます。


次に「Do you trust the files in this folder?」というメッセージと共に、YesNoの選択肢が表示されます。


このメッセージは、ClaudeCodeが対象フォルダ内のファイルを、読み込み・実行してもいいか確認しているものです。
Yesで問題ありません。
プロジェクトフォルダだけに絞って許可したい場合は、一度Noを選択してからプロジェクトフォルダを指定して再度ClaudeCodeを起動します。
プロジェクトフォルダを作成する方法
mkdir ~/claude-project
cd ~/claude-project
ここで作成したフォルダは、以下のパスでアクセス可能です。
\\wsl$\Ubuntu\home\{username}\claude-project
これでClaudeCodeに完全にアクセスできました!
以下のような画面が表示されたら成功です。


あとは画面下部のチャット欄に指示を送れば、自動でコーディングしてくれます。



思ったより簡単にClaudeCodeをセットアップできました!



次はVSCodeでClaudeCodeを使用する方法を解説します
VSCodeでClaudeCodeを使用する方法
ターミナル画面よりも使い慣れたエディターで、ClaudeCodeを使用したいという方も多いかと思います。
そこで今回は、VSCodeでClaudeCodeを使用する方法を解説します。
VSCode以外にも、CursorやWindsurfでも同じ手順で実現できるようです(試してないですが)
Remote-WSL拡張機能をインストール
VSCodeの拡張機能から「WSL」をインストールします。


この拡張機能は、Windows上のVSCodeからWSL(Windows Subsystem for Linux)内のファイルやツールを使用するために必要となります。
コマンドパレット(Ctrl+Shift+P)を開き、Remote-WSL: Reopen Folder in WSL
を選択します。
フォルダ選択画面になったら、プロジェクトフォルダを選択しましょう。
プロジェクトフォルダ未作成の場合は、ここでプロジェクトフォルダを作成しておきましょう。
プロジェクトフォルダを作成する方法
mkdir ~/claude-project
cd ~/claude-project
ここで作成したフォルダは、以下のパスでアクセス可能です。
\\wsl$\Ubuntu\home\{username}\claude-project
フォルダを選択したら、VSCodeでターミナルを起動します。
「claude」と入力し実行すると、プロジェクトフォルダ単位で信頼ダイアログが出るので、Yesを選択します。


これでVSCodeでのClaudeCodeの起動は完了です!
参考文献:https://docs.anthropic.com/ja/docs/claude-code/ide-integrations
まとめ
いかがでしたでしょうか。
思ったより簡単にClaudeCodeを始めることができましたね!
そのうちWindowsにもネイティブ対応してくれると思うのですが、現時点ではこの記事で紹介した方法でClaudeCodeを使いこんでいくのが良さそうです。
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